定年後の新たな挑戦。臨床検査技師から在宅薬局の世界へ大学を卒業後、臨床検査技師の資格を取得し、大学病院で長年勤務してきました。病理検査や臨床検査の現場に身を置き、定年の60歳まで現場で働いたのち、臨床検査会社の顧問として再び5年間、現役として関わりました。気づけば65歳。一区切りではありましたが、体力的にもまだ働けるという思いと、「これまでとは違う世界を見てみたい」という気持ちが新しい挑戦の始まりでした。応募のきっかけは「未経験でも挑戦できる環境」最初におとどけ薬局を知ったのは、ネットで求人を検索していたときでした。多くの薬局では「年齢的に未経験は難しい」と言われていましたが、ここでは面接の機会をいただけました。最初はドライバーとして採用され、配達やピッキング、軟膏・麻薬の管理などを少しずつ学びました。現場での一つひとつの作業が新鮮で、徐々に在宅医療の現場に惹かれていったのを覚えています。11月からは薬剤師業務にも携わるようになり、施設訪問にも同行して経験を積みました。初めての在宅業務に感じた不安と成長調剤も在宅訪問も初めての経験だったため、最初は不安が大きかったです。とくに患者さんの前に立つことには緊張を感じましたし、薬の知識についても「本当に自分にできるのか」と不安がありました。ただ、先輩薬剤師の同行を通して少しずつ慣れていくうちに、業務の流れがつかめてきて、患者さんとの関わり方や薬歴の整理など、最初は時間がかかっていた作業も、今では落ち着いて対応できるように。経験を積むことで、自分でも成長を実感できるのが嬉しかったです。薬局と大学講師、二つの仕事を両立現在は粉砕や調剤業務を中心に、施設への訪問も一人で担当しています。週1回は大学で非常勤講師として講義を行っており、薬局と教育の両立もできています。異なる環境に身を置くことで、相互に学びが生まれるのも魅力です。学生たちに医療現場のリアルを伝える一方で、薬局では実際に患者さんと向き合う。知識だけではなく、経験を通して自分の仕事の幅が広がっていくのを感じています。新しい知識を学ぶことの楽しさ臨床検査の分野に長く携わってきた私にとって、薬局での仕事はまったく新しい世界ですが、新しい知識を得ながら働くことは純粋に楽しいです。これまでの専門知識を活かしつつも、薬や在宅ケアに関する新しい学びを重ねることで、毎日が刺激的です。慣れないこともありますが、できることが一つずつ増えていく過程そのものがやりがいになっています。「やってみればなんとかなる」挑戦を迷う人へのメッセージ定年を迎えると、多くの人が「もう新しい仕事は難しい」と感じるかもしれません。しかし、年齢や未経験を理由に諦める必要はないと思います。おとどけ薬局は、挑戦する姿勢をしっかり見てくれる職場です。最初は不安でも、やってみればなんとかなる。私自身、その思いでここまで来ました。新しい環境で学び、成長する喜びは、いくつになっても味わえるものです。迷っている方には、ぜひ一歩踏み出してみてほしいです。